大腸がん自覚症状チェックリスト

大腸がんは初期症状の少ないがんの一つで、人によってはかなり進行するまで無症状ということもあり得ます。

しかし実際に大腸がんにかかった患者さんの中には、あとから振り返ると「そういえば…」と思い当たる自覚症状がいくつかあった、という方も少なくありません。

もちろん、確実に大腸がんを早期発見するためには、定期的にがん検診を受けることが一番大切ですが、少しでも自分のリスクを知るために、大腸がんの自覚症状のチェックリストをご紹介します。

以下の項目に2つ以上あてはまる場合は、念のために内科や消化器科を受診し、検査を受けてみてください。

大腸がん自覚症状チェックリスト

自覚症状チェックリスト
1.トイレに行っても、またすぐ行きたくなることが増えた。
2.便が細くなった。
3.腹痛や腹部の膨満感が気になるようになった。
4.便秘と下痢を繰り返すようになった。
5.便にべっとりと赤黒い血が混ざっている、もしくは便が全体的に黒っぽい。
6.食欲がなく、体重が減ってきた。
7.貧血、動悸、全身倦怠感などがある。
8.お腹の上から触って、硬いしこりがある。

1.トイレに行っても、またすぐ行きたくなることが増えた。

大腸がんになると、腫瘍で腸管が狭くなるため、排便してもスッキリ出ない感じがするようになり、トイレに立つ回数が増えてきます。

特に肛門近くにできる直腸がんに特徴的な症状で、トイレに行っても少ししか便が出ず、しばらく経つとまたトイレに行きたくなります。

思い当たる方は、ぜひ受診して検査を受けるようにしましょう。

2.便が細くなった。

これも1と通じていますが、腫瘍が排便の妨げとなり、便が細くなります。特に肛門近くの直腸がんでは、腫瘍によって肛門が狭くなるため、細い便が出やすくなります。

大腸がんのほかにも、便が細くなる原因としては「切れ痔をくり返して皮膚の伸びが少なくなった」「肛門括約筋の緊張」などいくつか考えられますが、あまりに続く場合は一度、調べてもらったほうが安心です。

3.腹痛や腹部の膨満感が気になるようになった。

激しい腹痛や腹部膨満感は、腸閉塞(イレウス)の可能性があります。特に吐き気をともなう場合は要注意です。かなり腫瘍が大きくなってからの症状になりますので、一日も早く受診する必要があります。

4.便秘と下痢を繰り返すようになった。

便秘と下痢の繰り返しも、大腸がんの代表的な症状の一つです。大腸がんになると腫瘍で腸管が狭くなるため、便が通過しにくくなり、便秘になります。

すると今度は、溜まった便を押し出そうと腸が活発に動くために、下痢を起こしやすくなるのです。

ただし便秘と下痢の繰り返しは、「過敏性腸症候群」などの自律神経失調症によく見られる症状でもあります。他の病気との区別をつけるためにも、症状が長く続く場合は一度検査を受けておきましょう。

5.便にべっとりと赤黒い血が混ざっている、もしくは便が全体的に黒っぽい。

大腸がんの典型的な症状の一つが「血便」もしくは「粘液便」です。腫瘍は正常な組織と違って血管がもろいため、ちょっとした刺激で出血しやすく、それが便に混ざります。ただし便の色は必ずしも血の色をしているとは限りません。

肛門に近い部位にできたがんでは、赤くべたっとした血が便の周りにまとわりついている様子を確認しやすいのですが、肛門から離れた部位の場合は血が便に完全に混ざって変色し、黒っぽい色になります。

排便した後はなるべく便の状態をチェックし、色に変化がないかどうかを確認しましょう。

6.食欲がなく、体重が減ってきた。

がんが進行すると、食欲不振や体重減少などの症状が目立ってくるようになります。特に大腸がんでは、腫瘍によって腸管が圧迫されるために、食事がとりにくくなり、痩せの一因となります。

また、がんがある程度進行すると「悪液質」というガリガリに痩せた状態となり、皮下脂肪がほとんどなくなることもあります。ここまで進んでしまうとかなり末期に近い状態です。

7.貧血、動悸、全身倦怠感などがある。

大腸がんになると、腫瘍から出血するために、貧血の症状が出てきます。初期の軽い貧血ですぐに検査を受けられればいいのですが、放置すると、がんの進行にしたがって貧血の症状もますます強まっていきます。

大腸がんに限らず、体のどこかに腫瘍ができると貧血を起こしやすくなりますので、軽く考えず、しっかりと検査を受けるようにしてください。

8.お腹の上から触って、硬いしこりがある。

大腸がんの腫瘍が成長すると、お腹の上から触ってもしこりに気づくようになります。がんのしこりは一般的に硬く、しっかりとした手ごたえです。

しこりに触れるほどになったということは、かなりがんが進行している証拠ですので、一刻も早く受診する必要があります。

特に、自分から見て右側の大腸にできたがんは、便通異常や血便などの症状を自覚しにくく、しこりで初めて気づくケースも少なくないといわれています。

上記のチェックリストのうち、2つ以上に当てはまる場合は、念のために検査を受けるようにしましょう。何もなければ安心ですし、もしも大腸がんであれば1日も早く発見することが、完治の可能性を大きく左右します。

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