大腸がん治療後の注意点

大腸がんの治療後

大腸がん治療後の注意点

大腸がんのガイド

大腸がん治療後の注意点について、解説致します!

 大腸がんの治療後に注意すべきこととしては、主に「術後に起こる合併症」が挙げられます。

中には命の危険に及ぶものもありますので、医師の指示に従って術後の検査を受けることが大切です。

腸に起こる合併症

 大腸がんはその性質上、切開することでさまざまなトラブルが起こる可能性があります。特に気をつけたいものが「縫合不全」と「創感染」、そして「腸閉塞」です。

 縫合不全とは、縫い合わせた箇所の腸管がうまくつながらない状態を指します。結腸がんでは約1.5パーセント、直腸がんでは約5パーセントに合併するといわれています。

縫い目がほころびて小さな穴が開く、もしくは腫瘍で狭くなっていた腸管が手術で広くなったために、一気に便が押し寄せて腸壁に亀裂が入ることもあります。

そうなると便が大腸からお腹に漏れてしまい、最悪の場合は腹膜炎を起こしますので、緊急手術で腸管に人工肛門を作り、便がおなかに漏れないようにします。

ただし穴は時間とともに塞がれますので、人工肛門も数ヶ月後には閉鎖することが一般的です。

 創感染は、切開した傷に菌が付着し、赤く腫れたり膿がたまったりすることを指します。

大腸がんの手術のうち10〜15パーセントにみられる、わりと多い合併症です。糸を外して膿を出すことで治る場合がほとんどです。

 腸閉塞は、ある程度広範囲に切除した後で起こりやすい合併症です。腸菅内で内容物が詰まってしまい、さまざまな症状が現れます。

術後の腸は動きが悪くなっているため、ガスや便がたまりやすくなります。順調に排出できるようになる前に食事を開始することになりますので、ガスや便で腸がパンパンになり、おなかが張って嘔吐することがあります。

食事を中止し、腸を休ませることはもちろん、必要に応じて鼻から胃に管を入れて内容物を除去することもあります。

大腸がん術後の検診を欠かさずに

 その他、の症状にも気をつけたいところです。特に高齢の患者さんでは、術後の痛みなどで呼吸がうまくできなくなり、痰を出せなくなって肺炎を起こすことがあります。

また手術中に下半身の静脈に血栓が生じ、術後歩き始めた時にそれが肺へと流れて「肺塞栓症」を引き起こすこともあります。

太い肺動脈に詰まってしまうと突然死する危険もありますので、注意が必要です。いわゆる「エコノミー症候群」と同じ症状ですが、大腸がんの手術では長時間、脚を低くした体勢で受けることが多いため、起こりやすいとされています。

こういった術後の合併症は、かならずしも医師の技量不足や医療ミスではなく、一定の割合で発生するものと考えられています。

特に患者さんが高齢であればあるほど、また糖尿病などの持病があればなおさら可能性が高まりますので、術後の検診はかならず受けるようにしましょう。

もし体調に異変があった場合は、すみやかに受診することが大切です。

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