大腸がんの末期症状

大腸がんの症状

 大腸がんは進行すると、粘膜から徐々に内側に食い込んで大腸を圧迫していきます。またリンパや血管に入り込んで他の臓器に転移することもあり、その時には転移した部位にさまざまな症状が現れることになります。

大腸がんによる「大腸の通過障害」

 粘膜から発生した腫瘍が徐々に大きくなっていくと、通過障害、つまり小腸から運ばれた食べ物が大腸の中をスムーズに通過できなくなります。

自覚できる症状としては、便秘腹痛おなかが張る感じ(膨満感)などが代表的です。

さらにこの状態が進むと、腸閉塞(イレウス)につながります。腸閉塞になると、便通がまったくなくなったり、激しい腹痛嘔吐といった症状がみられたりします。

この場合の腸閉塞は原因がはっきりしているため、大腸がんの腫瘍を切除することで改善されることがほとんどです。

大腸がんの「他臓器への転移」

 大腸がんが転移しやすい臓器としては、肝臓が挙げられます。

特に血液の流れからいうと、肝臓がもっとも可能性が高いのですが、肝臓では病巣が小さいうちは症状が出にくい特徴があります。進行するにしたがって黄疸食欲不振倦怠感などが出てきます。

肺に転移した際は、胸水がたまることで呼吸困難になる、がしつこく続く、血の混ざった痰が出る、といった症状がみられます。脳では頭痛吐き気、骨では病的骨折などが代表的です。

また大腸がんが周囲の臓器に広がることによって、稀ではありますが「内腸瘻(ないちょうろう)」という、腸と臓器の間に通り道ができることがあります。

他臓器に転移がみられると、大腸がんの病期としてはステージWに分類され、かなり進行している状態になります。

しかし転移先の腫瘍を切除することが可能であれば、治癒できる可能性は十分にあります。特に肝転移では、腫瘍の個数や大きさによらず、できる限り切除することが一般的です。

あらゆるがんに共通していえることですが、急激に体重が減少したり、何もしていないのに骨折したりするような場合は、すみやかに医療機関を受診するようにしましょう!

もちろん末期症状にまで達する前に早期発見するためにも、40歳になったら年に1度はがん検診を受けることが大切です。

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